Keynote -2蓄積された「価値」を活かす老舗イノベーション
ー祇園に行列を作りだす「コメ改革」と大ヒットスライスようかん

祇園に、銀座に白米が連日行列を作り出す。ECサイトのギフトは特別感を持った贈答品に。”究極のお米”に食通も舌鼓を打つー『八代目儀兵衛』が行っている多方面のコメ改革は、多くのファンを生み、お米の価値を日々高め、国境線を越えた注目を浴びている。
和菓子業界に京都から新風を巻き起こしたのは1803年創業『亀屋良長』の女将。羊羹の形状を「スライス」状にすることで、売り上げは瞬く間に1,000倍以上となり、店の看板商品となった。伝統的な和菓子づくりの中では受け入れられ難い変化を、フランス料理を学んだ女将が成し遂げ、以来新たな商品開発に次々と取り組み、和菓子のお客を増やしている。
お米は年々消費量が低下し、和菓子は洋菓子に押されていく中で、ともに従来ではなかった発想でイノベーションを起こし、新たなファンを獲得している。
本講演では、持てる技術や蓄積されたブランド資産をいかに生かして新たな価値を生み出すかについて探っていく。

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